貼ってはがせる壁紙は大きく2タイプ
賃貸で使える壁紙は、粘着面の仕組みで2つに分かれます。
①シールタイプ——裏面がシールになっていて、はくり紙をはがしてそのまま貼れるタイプ。貼ってはがせる壁紙として売られている商品の多くがこれで、道具がほとんど不要な手軽さが魅力です。小さい面積・アクセント使いに向いています。
②のりタイプ——通常の壁紙に、はがせるタイプの壁紙のりを塗って貼る方法。広い面をきれいに仕上げやすく、柄の選択肢も豊富ですが、のりの塗布や位置合わせに少し慣れが必要です。
初めてなら、まずはシールタイプで「壁一面だけ」のアクセントクロスから始めるのが失敗しにくいルートです。
下地を壊さないための基本ルール
賃貸DIYで何より大切なのは、はがすときに元の壁紙(下地)を傷めないことです。次の3点は必ず守りましょう。
- 目立たない場所でテスト——クローゼットの内側などに小さく貼り、数日後にはがして元の壁紙が傷まないか確認する。
- 下地との相性を確認——ビニールクロスには使えても、紙クロス・砂壁・塗装壁はNGという商品が多数。パッケージの適合下地表示を確認する。
- 不安な場所はマスキングテープ下地——先にマスキングテープを貼り、その上から両面テープや壁紙を貼る「マステ下地工法」なら、はがすときのリスクをさらに下げられます。
貼り方の手順(シールタイプの場合)
- 壁のホコリ・油分を乾いた布で拭き取る(水拭き後はしっかり乾燥)。
- 壁の幅・高さを測り、必要枚数を割り出す。柄物は柄合わせ分を1割ほど多めに。
- 上端から少しずつはくり紙をはがしながら、スキージー(またはタオル)で中央から外へ空気を押し出して貼る。
- 入り隅・コンセント周りはカッターで少しずつカット。コンセントカバーは外して作業するときれいに仕上がります。
必要枚数の計算は壁紙・塗装 必要量計算機を使うと、壁のサイズを入れるだけで目安がすぐに出ます。
賃貸契約で確認しておくべきこと
「貼ってはがせる」商品でも、退去時のトラブルをゼロにする保証はありません。作業前に賃貸借契約書の原状回復に関する条項を確認し、不安があれば管理会社や大家さんに一言相談しておくのが安全です。特に、日当たりの強い壁は粘着剤が劣化して跡が残りやすいため、長期間貼りっぱなしにする場合は数年ごとの貼り替えも検討しましょう。
リスク管理さえできていれば、壁紙DIYは賃貸でも部屋の印象を最も大きく変えられる方法のひとつです。まずは小さな面から試してみてください。
