まずは「熱の出入り」を止める(コツ1〜3)
コツ1:エアコンの設定温度を1度見直す。暖房は設定温度を1度下げる、冷房は1度上げるだけで、消費電力はおよそ10%前後変わるといわれています。体感が物足りない分は、着るもの・ひざ掛け・扇風機で補うのが基本です。
コツ2:窓に断熱シートを貼る。住まいの熱の出入りで最も大きいのは窓です。断熱シートを窓ガラスに貼るだけで、冬の冷気・夏の熱気の侵入をやわらげられます。賃貸でも使える貼ってはがせるタイプが主流です。
コツ3:ドアや窓のすき間をふさぐ。築年数が経った住まいなら、隙間テープでドア下や窓枠のすき間をふさぐと、暖気の流出とすきま風を同時に減らせます。数百円でできる対策としては効果的です。
空気を動かして効率を上げる(コツ4〜5)
コツ4:サーキュレーターで空気を循環させる。暖かい空気は天井付近に溜まります。サーキュレーターを天井に向けて回すだけで足元との温度ムラが減り、設定温度を下げても快適に過ごせます。
コツ5:暖房器具を賢く組み合わせる。「エアコン+こたつ」「エアコン+電気毛布」のように、部屋全体はゆるく・体の近くはしっかり暖める組み合わせは、強い暖房を1台で回すより電気代を抑えやすい方法です。組み合わせでどれくらい変わるかは暖房費比較シミュレーターで試算できます。
家電の使い方を変える(コツ6〜8)
コツ6:冷蔵庫の設定と詰め込みを見直す。冷蔵庫は24時間365日動く家電です。設定を「強」から「中」に変える、壁から適切に離す、冷気の吹き出し口をふさがない、この3点だけでも消費電力は変わります。
コツ7:待機電力を減らす。使っていない機器のプラグを抜く、スイッチ付き電源タップでまとめてオフにするなど、待機電力は家庭の消費電力の約5%を占めるといわれています。特にテレビ周りとAV機器はまとめやすいポイントです。
コツ8:照明をLEDに替える。白熱電球をLEDに替えると、同じ明るさで消費電力は約1/6程度になります。長時間つける場所(リビング・キッチン)から優先的に替えるのがおすすめです。
契約そのものを見直す(コツ9〜10)
コツ9:電力会社・料金プランを比較する。使い方は変えずに、契約を変えるだけで下がるケースもあります。夜間の使用が多いなら時間帯別プラン、日中在宅ならフラットなプランなど、検針票の使用量データをもとに比較してみましょう。
コツ10:アンペア数(契約容量)を確認する。基本料金がアンペア制の場合、実際の使い方より大きい容量で契約していると毎月ムダな基本料金を払い続けることになります。ブレーカーが落ちない範囲で1段階下げられないか検討する価値があります。
電気代は「我慢」で下げようとすると続きません。仕組みで下げる(断熱・循環・プラン見直し)ことを優先し、浮いた分を固定費全体の見直しにつなげていきましょう。
